存 在



蝶になる夢を見た・・・

それとも蝶が私になる夢を見たのか・・・



僕たちの存在はどう定義されるのだろう?

名前?

形?

ならば感情は存在しないのだろうか?

感情は形無き物・・・

人の心の現われ・・・

自分の好きな人を思えば胸が熱くなる・・・

だから僕は・・・

存在すると信じたい・・・

時々僕は思う。

僕たちの存在は夢なんじゃないかと・・・

僕自身の夢ではなく、誰か他人の夢の中・・・

夢の中の登場人物・・・

もしそうだとすれば、夢から覚めた世界はどんな世界なのか・・・

だけどそれを知る事は出来ない・・・

なぜなら・・・

僕たちは単なる空想の産物・・・

僕たちは記憶から作り出された夢の住人・・・

それでも・・・

今いるこの世界は僕たちにとっての現実の世界・・・

だから・・・

僕たちは存在する



『存在』 END
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